BLACK SABBATHと地元・青森の津軽民謡と江戸川乱歩を掛け合わせた、独自すぎるサウンドを貫き続け、ヘビーさとおどろおどろしさにさらに磨きをかけたニューアルバム「萬燈籠」を完成させた人間椅子。そして、メジャーデビュー25周年を迎え、記念アルバム「公式セルフカバーベスト 4半世紀」をリリースした筋肉少女帯。80年代終わりから90年代初頭にかけて巻き起こった「イカ天」ブーム、バンドブームの中でも、ひときわ異彩を放ち、今、再び注目を集める両者である。長きにわたって交流のある、人間椅子の和嶋慎治(G, Vo)と筋肉少女帯の大槻ケンヂ(Vo)の対談が実現。息もピッタリな2人のトークをご堪能あれ。 取材・文 / 土屋恵介 撮影 / 小坂茂雄 大槻 僕は「イカ天」で人間椅子を見て、それからどこで会ったっけ? 和嶋 たぶん、ちゃんと挨拶したのは、「ヒットスタジオR&N」っていう「夜のヒットスタジオ」