古来、赤子の命ははかないものでした。やっと世に出たその命が、わずか二日三日で果ててしまうなど日常茶飯事のことでした。 人々は何とか赤子が天に召されることがないように、悪霊の目につかない ようにと祈りました。そのために生まれてきた子にわざとお古のぼろ着物を着せたりしました。 また自分たちが生んだ子ではない、拾ってきたんだと言い繕うために、幼名を「お捨て」、「拾い」などのよう にしました。 そんな赤子が何とか生を永らえ、人生を自分の力で生きていける気配が見えた時、赤子は生後はじめ て氏神様に御参りして氏子となりまた。男児31日目、女子32日目に参ることが多いですが、モモカマイリ といって100日目に参る地域もあり、場所により違います。 赤子には里から贈られた初着(うぶぎ)(産着)を掛け衣装としてまといました。男児には熨斗目(のしめ) 女児には柄模様の晴着を着せました。社前に御神酒と赤飯
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