Intel CPUが搭載しているHyper-Threadingテクノロジや、2005年には登場するパソコン向けのマルチコアCPUなど、今後パソコンのプロセッサはマルチプロセッサが主流になると考えられている。これらマルチプロセッサの性能を発揮するには、OS側でのマルチプロセッサ対応が欠かせない。 マルチプロセッサ:SMP、SMT、NUMA、マルチコア マルチプロセッサアーキテクチャにはいくつか種類がある。パソコンに関係が深いものをあげれば、SMP、SMT、NUMAになるだろう。 SMP(Symmetric Multi-Processors)は、これまでパソコンのマルチプロセッサとしては主流だったアーキテクチャだ。複数のプロセッサがシステムバスとメモリを共有している。複数のプロセッサで同一のメモリアドレス空間を持っているため、特別な並列プログラミングが必要なく、従来のOSから扱いやすい。 SM