5G SAで拡張される大容量・低遅延性能は、映像伝送において特に強みを発揮する。放送や製造、医療など様々な業界が、5G SA活用による業務改革に取り組み始めている。 5G SAの商用サービスがスタートして間もないが、すでに一部企業は導入を始めている。 「LTEや5G NSAなど従来のネットワークでは難しかったことを5G SAで実現したいと考えているお客様が多い」。こう話すのは、NTTドコモの土屋武雄氏だ。 ドコモは昨年12月、法人向けに5G SAサービスを全国で提供開始した。サービス開始と合わせて、企業や自治体など41のパートナーが5G SAを導入し、新たなユースケースやソリューションの創出に取り組んでいる。 5G SAの特徴である大容量や低遅延を活かせる用途として早くも見えてきたのが映像伝送だ。「お客様と取り組みを進める中で、NSA方式と比べて高品質映像の安定的な伝送に適していることを強