今回はOpenFlow 1.3より追加されたMeter Tableを使ってDiffServを実現する。 準備編として、また少し苦労した点について紹介する。 OpenFlowコントローラはRyuを使用し、ネットワークシュミレーションにはMininetを使用した。 コントローラの実装は開発中のCloudySwitchを使用した。 OpenFlow Switchはofsoftswitch13を使用した。 MininetでOpenFlow SwitchのQueueを使用する為の準備 まず、DiffServベースのQoSをMininetで確認する為にはOpenFlow SwitchのQueueを有効にする必要がある。 ofsoftswitch13を使用する際、MininetではUserSwitchクラスのインスタンスが使われる。ただ、デフォルトでは、ofdatapath コマンドで--no-slic
どこかに書いてありそうで、いまいちまとまってなさそうなので、メモ。 基本的にQoS機能としては、ingress policingとegress shapingをサポートしている。ingressとegressはvSwitchから見てなので、 | VM | <--> (tap0) <--> | vSwitch | <--> (eth1) とかいう構成だとすると、VMから入ってくる方がingressで、物理ネットワークに出て行く方がegressになる。policingとshapingは簡単に言うと、設定した帯域を超えたトラフィックをばっさり落としてしまうのがpolicingで、超えた分のトラフィックを平滑化して送り出すのがshaping。shapingはパケットを落とさないけど(もちろんキュー長の限界はある)、遅延は増加してしまうので、どちらを使うかは用途次第ということになる。 Open vSw
この記事は吉田氏から寄稿いただきました。感謝。 24th - OpenFlowは、再びQoSの夢を見せてくれるか 我らが安田先生が、OpenFlow Advent Calender で孤軍奮闘なさっているので、自分も微力ながら寄稿させていただくことにしました。 ネタとしてはもう古いのですが、昨年8月、公開されていたOpenFlow 1.3の仕様を見たときに考えたことを中心に書いてみます。OpenFlow自体はいじったことはないのであくまでも机上実験として。 そもそもの動機 OpenFlowを見た時に最初に感じたのは、「これ、managed networkじゃないか」でした。managed networkというのは、要求されたサービスを実現するために集中的にトラフィック管理が行われるネットワークドメインのことを指します。インターネットはOSPF(AS内)などの経路制御により自律的に動作し、ト
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く