「国土の均衡ある発展」からの脱却 地域社会の問題を解決するために道州制が提唱されている。 地域社会の問題は主に人口の減少によって生じている。 この人口減少を、改善すべきか否かで言えば国の成長という視点からすれば改善すべき問題であると言える。 ※そもそもGDP信仰やら経済成長の重視はやめるべきとう方は『経済成長って何で必要なんだろう?』を 参照のこと*1。 今までの日本では「国土の均衡ある発展」という横並びの地域に対する精神があった。「地方交付税」という制度もその精神にのっとったものである。 そして現在、まちづくり運動などでは過疎に抵抗するためのプロジェクトなどが発足している。他にも、地域おこしといって、貴重な若者を地方に呼ぶ運動や、限界集落を維持しようという運動がある。 こういった”地方の生き残りありき”の問題設定に疑問の目を差し向ける必要がある。 一人当たりのGDPを上昇させるという意味