人民日報社発行の国際情報専門紙の『環球時報』は8月26日付で、中国屈指の軍事戦略研究家である彭光謙氏の小論文を掲載した。氏はもともと中国軍事科学院戦略研究部所属の研究者で、少将の階級をもつ軍人であった。定年退役後は民間の研究機関に勤めながら、軍事評論家として活躍している。このような背景からも、彭氏の論はある程度、中国政府もしくは主流派エリートたちの共通認識を代弁している、と見ることができる。 「国防の強化に一刻の猶予もない」と訴えた彼の論文には、いくつかの注目すべき論点がある。 その1、冷戦後の現在、中国にとっての全面戦争の脅威は明らかに減少し、外部からの武装侵略によって国家の存亡が脅かされるような危機はもはや現実のものではなくなっている。その代わりに、一部の国際的敵対勢力は中国の発展と強大化を快く思わず、できるだけ中国の発展を阻止しようとしている。 その2、そのために、敵対勢力は「台湾独
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