イタリアのブランビラ観光相は28日の会見で、日本人旅行者に不当に高い値段を請求した「ぼったくり事件」などを受け、ぼったくり対策のための新組織を発足させると発表した。 警察を管轄する内務省や消費者団体などと協力。外国語に対応したコールセンターを設け、即座に対応できる態勢を整える。観光相は「事件は(観光立国としての)イタリアのイメージに深刻なダメージを与えた」と述べ、強い姿勢で臨むことを強調した。 同国では6月、ローマの有名レストランで日本人2人が700ユーロ(約9万2千円)近い昼食代を払わされる騒ぎがあり、レストランが閉店させられ、観光相が謝罪。 日本人男性3人が昨年12月、北部ミラノのナイトクラブで計7265ユーロを支払わされていたことも判明した。(共同)