関節とは、一言で言うと骨と骨のつなぎ目です。身体を自由に動かすには、このつなぎ目がスムーズに動かなくてはいけません。そのため、関節には動きをスムーズにする様々な工夫が施されています。 例えば、骨の先端部は軟骨というスベスベした組織で覆われていますし、骨と骨の間には軟骨成分でできた半月板というクッション材も存在します。加えて、関節全体は関節包という袋で包まれており、その内側は滑膜という、これもまたスベスベした膜で覆われています。さらにその膜の中は、関節液というヌルヌルと少し粘り気のある液体で満たされています。 このように、膝関節内部は、滑らかな動きを可能にし、衝撃から膝を守るための仕組みが何重にも備わっているのです。 「膝の水=関節液」とは? 膝の水は「関節液」という液体です。関節液には、関節の動きを滑らかにする潤滑油の役割と、軟骨組織に栄養を届ける役割があります。 関節液はどなたの膝の中に