同居する母の様子がおかしいとはっきり気がついたのは、2014年7月のことだった。「預金通帳が見つからない」と言いだしたのである…。誰だって、自分が確立した生活を崩したくないもの。認めなければ、現実にならない。そんな意識から見逃した母の老いの兆候が、やがてとんでもない事態に繋がっていく。初動の遅れ、事態認識の甘さ、知識、リソースの不足…ノンフィクション作家の松浦晋也氏が自ら体験した「介護敗戦」を赤裸々かつペーソスと共に描く、「明日は我が身」にならないための、笑えない連載です。
国土交通省は去る9月11日に重大な方針案を発表した。都心環状線をはじめとする慢性的な渋滞解消のため、来年4月から首都圏の高速道路料金を改定するというものだ。対距離制を基本に料金を統一し、発着地が同じなら、経路にかかわらず料金を同じにするなど、高速道路を賢く使うための料金体系に大きく生まれ変わる。我々ユーザーにはどんなメリット、デメリットがあるのか? 探ってみた。 首都圏内の料金水準が整理され統一される 皆さんはご存じだろうか? 高速道路の料金といっても建設費のコストなどによって違い、普通車の場合、第三京浜は15・7円/kmなのに対して首都高速は36・6円/km、圏央道は43・2円/kmとけっこう違うものだ。 その結果、安い高速道路料金のところが混雑し、高いところは比較的空いているという状況を生んでいる。圏央道など新しい高速道路を建設しても中央環状線の混雑が思ったほど解消しないといった状況に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く