前回に引き続きドリコムの第一四半期の財務・業績の概況を分析してみたい。今回は売上についてみてみる。利益や利益率はもちろん大事だが、どんなビジネスを語るにしても、売上とその成長率というのは非常に重要。最近は企業のリストラが一巡し、利益を生み出す筋肉質な体制が整えられたため、経営者のフォーカスは再び売上の増加にあたっているらしい。 上記はドリコムの第一四半期の売上高。前年同期比144.5%の成長とベンチャー企業らしい、堅調な伸び率を見せている。営業利益がマイナスである点はかなり目が痛いが、これは年次決算の発表時にも予見されていたことなので、あまり投資家の方々も目くじらをたてることではないだろう。 ただ、売上を分析する時に重要なのは、全体の伸び率ももちろん大事だが、前年同期比の比較対象が同一なのか、セグメント別の伸び率がどうなっているのかなども非常に重要な要素。 例えば、上記は連結ではなく、ドリ