最近、ベンチャーキャピタルの人達と話していると、「魅力的な投資案件が少ない」と嘆きます。具体的には、案件は以前と変わらず存在するものの、投資をしたいベンチャーキャピタルの数が多く、魅力的な投資先をめぐってベンチャーキャピタル間で競合することが多く、それが投資案件が少ないという嘆きにつながっている模様。 さて、一方で先日、経済産業省の主催するファンド実務者連絡会というものに出席してみると、日本ではまだベンチャー企業へのリスクマネーの供給が不足しているのではないかという問題意識が提示されました。この連絡会自体は金融商品取引法政令・内閣府令についての意見を実務者より吸い上げるということを目的としていますので、ベンチャーキャピタルの話題を取り上げることは主目的ではないのですが、せっかくファンドに関わる人達が集まっているので、関連する重要な話題は取り上げましょうということでした。 日本総合研究所のデ