機能語(道具)としての英語が広まり、英語こそ存続の危機に瀕しているのかもしれない……との問いを投げかける内容の記事*1を読んだ。もはやこの言語は英語(English)とは呼ばれず、グロービッシュ(Globish)の名称を持つ。実際、移民児童の多い土地に住んでいて、この指摘は心底納得だった。グロービッシュは、ビジネス・コミュニケーションとしてだけでなく移民子弟の間にも広がっているのだ。 平和で安全な生活を求め、貧困からの脱却を願い、近隣の中南米はもちろんのこと、数年前からはアフリカ、最近は中近東からの移民あるいは難民家族が続々当地に入国している。米国社会で暮らしていく以上、英語習得は必須。小学校のELL(English Langauge Learners)教室では、新入生が跡を絶たない。 子どもにとりもっとも幸福なことは、両親が母語で話しかけともに時間を過ごすことだと思うのだが、ここにいると