ビッグコミック・オリジナルで連載中の「玄人のひとりごと」という4ページの漫画で、主人公の南倍南が知人が持っていた「万歩計」を安物と呼んだことで、次の号に掲載された漫画の一コマを割いて作者と編集部の連名で謝罪文を載せることになった。 漫画では一般的な歩数計のことを指していたのだが、「万歩計」という言葉はYAMASAという歩数計メーカの登録商標であったため、「ブランドイメージを下げられた」と抗議されたからだ。 私を含め「歩数計」とは言わず「万歩計」という人は多いだろうが、どうやら気軽に使える言葉ではないらしい。 同様の言葉に「宅急便」というのもある。ヤマト運輸の登録商標であるが、宮崎駿の「魔女の宅急便」でもちょっとしたエピソードがあった。「宅急便」という言葉が商標だと気付いた宮崎は、タイトルの語感からどうしても「魔女の宅配便」としたくなかったため、ヤマト運輸に使わせてくれと頼みに行ったそ