イー・アクセスの千本倖生会長兼CEOは3月19日、同社が筆頭株主のアッカ・ネットワークスによる自己株の取得手法が「会社法に違反している上、投資家の利益を損なう」として株主代表訴訟を準備していることを明らかにした。いったん取引を白紙に戻すよう求めており、アッカの対応次第で決断する考えだ。 アッカは今月7日、三井物産が保有していた同社株全部・1万2820株(発行済み株式の10.3%)を、市場内取引(JASDAQ)により19億2300万円で取得したと発表。これに対しイー・アクセスは、株主に対する周知・検討の時間が与えられない中、取引時間外の午前8時45分に1万2820株の売買を成立させる手法は実質的に市場外での相対取引であり、株主総会決議を必要とする会社法に違反する上、一般投資家の利益を損ねる──などと指摘。アッカに取得手法をただす質問状を送付していた。 これに対しアッカは回答期限の18日、「取