SUBARU(スバル)の運転支援技術「アイサイト」。ステレオカメラで障害物を認識し、車両を制御することで衝突時の被害を軽減できる。自動車メーカーでは珍しく画像処理ロジックを内製するスバルは、2020年代後半にAI(ディープラーニング、深層学習)技術を採用し、さらに性能を高める考えだ。ステレオカメラにディープラーニングを適用すると何ができるのか。AI開発拠点SUBARU Lab副所長の齋藤徹氏が解説する。(日経クロステック) さいとう・とおる 1979年生まれ。東京都渋谷区出身。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2004年富士重工業(現SUBARU)入社後、画像認識分野を中心にアイサイトの研究開発に一貫して従事する。20年、AI開発拠点SUBARU Labの立ち上げを主導し同Lab副所長。画像認識分野における登録特許52件。 カメラやミリ波レーダーなどを利用した運転支援機能が多く商品化されていま