連休中の話をしよう。 雨の中を歩く。いざスーパーへ。 連休のだらしないなまりまくった体に鞭打(むちう)つべく歩くことにした。久々の外出だったりする。 雨とは言え、上空で必死こいて霧吹きしまくってるレベルだ。つまりは何だかんだ言って傘はいるぞレベルってわけで。やっぱ雨かと当たり前に納得しながら歩いていた。 「蟻からしたら琵琶湖級だろうな」声にならない声で水たまりに話しかけてみる。「フッ」そんな映画のワンシーンにありがちな、はにかんだジジイの顔面のシワのように、水面はいくつもの波紋をつくっていた。瞬き?返事?なのか? 緊急事態宣言だ、まん延防止だ、という全く効かない必殺技みたいな世の中だからというだけではないだろうけど、前より確実に人が出歩いていない。田舎とか、雨とか、そんなのも重なっているんだろうけど、人がいない。単に休みだからってことなのかな。 時刻は18:30だったかな、もう十分暗い。そ