売上27兆円を超え、3年連続世界一を更新するトヨタ自動車。世界一の企業は同時に、世界一シビアな成果が求められる現場でもある。どの企業でも参考になる、トヨタで徹底される「成果」のとらえ方を、元トヨタマンが明かす。 【詳細画像または表】 ● 世界一シビアな現場での「成果」とは? その昔、機織りを自動で行う「自動織機」という機械を作る会社がありました。その会社で、社長の息子が昭和8年に「自動車部」という部署を立ち上げます。まだ日本では製造している会社がなかった自動車を国産で作り出そうという事業構想でした。そして、これが現在のトヨタ自動車の始まりだったのです。 そんなトヨタ自動車で働いていた私は、仕事における「成果」というものを考えさせられることが多々ありました。所属している間は気が付かないのですが、後に様々な企業に転職をする度に「トヨタにおける成果のとらえ方」について改めて気づかされたので