東大の入学ランキングにも登場する日本の有名進学校を退学、1986年にアメリカの高校に編入、アメリカの大学に学んだ。そんな経験を持つグーグルジャパン最高幹部の1人、徳生健太郎は、1994年に従業員14人の小さなベンチャー企業からキャリアをスタートさせている。 会社は2000年に大企業に買収される形で“エグジット”に成功、ストックオプションによる報酬を手にした後、徳生はインターネット分野へのチャレンジを始め、会社を転職する。だが、最初に転職した会社は業績不振により1年半で給料が半減してしまう。 慌てて見つけて転職した次の会社は経営陣とソリが合わず、業績の悪化とともに徳生はレイオフという事態を迎えてしまう。その会社も数カ月後に事実上消滅。2003年7月14日、それは30年ローンで家を購入した4カ月後のことだった。徳生は既に35歳になっていた。 レイオフされても自分で人生をコントロールする感覚を持