子どもを勉強好きにさせるには?さらに「勉強=楽しいもの」ということを子どもに理解してもらううえで、最も効果的なのは、親が「勉強を楽しんでいる」姿を見せることです。たとえば、子どもに本を読んでほしいなら、親が楽しそうに本を読む姿を見せましょう。難しい本でなくてもかまいません。 すると、子どもは「お母さん、お父さんは楽しそうに本を読んでいる。本を読むのって、そんなに面白いのかな」と感じ、試しに読むようになります。こうして読書の楽しさを知ると、国語も本を読むようなものだととらえて、勉強のハードルが下がります。本好きの子どもの親は、大抵の場合両親どちらかが本の虫です。 また、囲碁やパズルなど、じっくり考えるものに没頭している姿を見せるのも良いでしょう。子どもも親と同じように、囲碁やパズルをするようになります。 「考えに考えて答えを出すのはすごく面白いんだな」ということがわかると、勉強でも、考えるこ
---------- 今年2月に逝去した、球史に残る名将・野村克也氏。『「問いかけ」からすべてはじまる』は、亡くなる6日前に収録されたインタビューを書籍化したものだ。この本で野村氏は、処遇に不満を持つ選手に「君は自己評価のなかで生きているのか、それとも他者からの評価のなかで生きているのか?」と問いかけていたと振り返る。マネジメントに悩むビジネスパーソン必読の本書から、不満をつのらせる部下・後輩への対応法をご紹介しよう。 ---------- 野村克也氏が気づいた「成長が止まる人・成長し続ける人」の違い どのような組織であっても、何人か人が集まれば、自分の処遇に対して不満をもつものが必ず出てくる。これは、けっして避けられないことでもある。なぜなら、人は自己愛を前提に生きるものだからだ。 必然的に自分への評価は甘くなる。そのため、上司からの評価との間には、必ずギャップが生まれる。「俺はこんなに
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯大手3社は、4月から25歳以下のスマートフォン利用者を対象にデータ通信料の一部無償化を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大によって大学などでオンライン授業の導入が広がる中、学生の通信費負担を軽減する。携帯大手側の負担は決して小さくないが、総務省からの要請を受けて即決したのは、将来の商機を十分に見込めるとの判断がある。 【表】「5G」出揃った3キャリアのサービスを比較 「刻一刻と変化する状況に対応して、通信事業者としての責任を果たす」 4月29日の決算会見で、ドコモの吉沢和弘社長は新型コロナへの対策に取り組む決意についてこう述べた。 月50ギガバイト(ギガは10億)を上限に、通信データ容量の追加購入費を無料にする-。携帯大手3社の学生向け支援策の内容はほぼ横並びとなった。スマホの通信速度は、契約しているデータ容量の上限を超えると遅くなる。速度
インターネットを使った双方向授業の研修を受ける静岡県立沼津西高教諭=沼津市本で、2020年5月1日午前10時8分、石川宏撮影 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学校の休校が長引く中、静岡県立沼津西高で約40人の教諭が1日、インターネットを利用する双方向授業の研修を受けた。グーグルのアプリ「クラスルーム」を活用。13、14日の登校日に生徒が個人で持つスマートフォンにアプリを入れ、インターネットで授業やホームルームを始める予定だ。 同じ県東部の私立日大三島高は全生徒にタブレット端末を配布。4月10日にインターネット会議システム「Zoom(ズーム)」などを使った「バーチャルスクール」を始めている。臨時休校中の学校間授業格差が問題となる中、沼津西高の若手教諭が生徒のスマホの所持率の高さに着目。双方向授業を目指すことにした。
新型コロナウイルスの影響で、休校(臨時休校)が長引くなか、学習や学校生活に支障をきたしていることへの対応策として、9月入学、9月新学期を提案するアイデアがある。昨日、宮城県の村井知事は「学校の入学、始業の時期を9月にずらすのも大きな方法。9月入学にすれば学力差が無くなる。今は学校をやっているところと、ずっと休校しているところでかなり学力差、地域格差が出ている」と述べた(東日本放送記事4/27)。 このYahoo!ニュースのコメント欄にも賛成意見が多く寄せられている。また、わたしが小中高などの教員向けに独自調査した結果でも、9月入学を提案する意見は多かったし、何人かの先生にヒアリングしても、賛同する方がほとんどだった。保護者のなかにも賛同する意見がかなりあるようだ。 わたしも当初は、これもひとつの選択肢かと感じていたが、よくよく考えてみると、問題も大きいと思うようになった。きょうは、その理由
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が25日までに自身のツイッターを更新。大阪府の吉村洋文知事(44)が、新型コロナウイルスの影響で来月6日まで休校が決まっている府立学校について、夏休みを短縮し授業時間の確保をすること表明した事を受けて、「9月入学制」の導入を訴えた。 【写真】橋下徹氏の発言に元大阪府知事・太田房江氏「ええ加減にせえよ」…橋下氏も応戦「もっと中身を勉強してから言ってこい!」 橋下氏は、吉村氏が表明したニュースを引用し、「これまで9月入学制の声が何度も上がったが、膨大な調整が必要で結局できなかった。今がチャンス。小中高大と一気に9月入学制にすれば学習の遅れは心配する必要なし」と9月入学制の導入を主張した。
新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、「9月入学・新学期」を求める声が一部の教員から起きてきている。 安倍晋三首相が効力を5月6日までとする緊急事態宣言を発したのは、4月7日のことだった。対象とされた東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県の学校では、予定していた入学式や始業式を中止したり、休校期間も5月6日まで延ばす措置をとるところが多くなっている。 その動きは、緊急事態宣言の対象地域だけでなく、ほかの自治体にも広がりつつある。新型コロナウイルス感染症拡大に収束の兆しがみえない現状では、仕方ないことと言わざるをえない。 しかも、5月6日までに収束するという予測もたっていない。6日以降も緊急事態宣言が継続されるとの見方もあり、対象地域拡大の可能性も囁かれている。 そうしたなかで、教員からは「幼稚園から大学まで、入学式や新学期の開始を9月するべき」という意見が聞こえてきている。
休校(臨時休業)が全国的に広がりそうだ。昨日、政府は緊急事態宣言を全国に拡大した。休校の判断は、感染状況など、地域ごとの実情に応じて、各自治体で判断することに変わりはない(文科省のコメント、産経新聞2020年4月16日)が、おそらく休校は広がるだろう。ちなみに、都市部を中心に一つ前の緊急事態宣言下にあった学校のほとんどは、開いていない(文科省調査、図は教育新聞2020年4月13日)。 ゴールデンウィーク(GW)明けまでは休校というところが多いようだが、GW明けまでに新型コロナウイルスが落ち着くとは限らない(むしろ長期化する可能性を指摘する専門家も少なくない)。地域にもよるが、GW後に1日か数日の登校日を設けて、すぐまた再休校となる可能性も高いと思う。いま、かなりの教育委員会や学校、私立の学校法人等は、1学期(ないし2学期も)が吹き飛ぶかもしれないことも想定しつつ、苦悩していることと思う。
迷走する文部科学省主導の「大学入試改革」につきあっていては、日本の大学入試制度は混乱するだけで何も得られない。教育の質を高めるには、どのような入試制度が望ましいのか、経営コンサルタントの大前研一氏が考察する。 * * * 現在の大学入試制度で、何よりも許しがたいのは私立大学の「指定校推薦入試」や「付属校推薦入試」だ。これほど入試をおかしくしているものはない。早々と推薦入学が決まった生徒は、たいていその時点から勉強しなくなる。その結果、高校3年間で学んでいるはずの内容を全く理解していないので、大学の理系学部などでは数学の基礎が弱くて授業ができず、補習から始めなければならないという事態になっている。入試改革というなら、推薦入試は即刻廃止すべきだ。 そもそも日本の大学教育は、高校における文系・理系の選択が早いこともあって、オールラウンドに活躍できる人材が育ちにくい。幅広い教養と論理的思考力を身に
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