日本人は英語が不得手、という、まあ、いつもの話なんだが、極めて単純な話で、日本では英語が出来なくても大学どころか博士号まで取れるし、国内で英語が必要とされる事が少ない。そもそも大学教育を英語だけでやる学校はほとんどない。何を勉強するにも、日本語で済む。陶器を焼くのに、何度で何分キープして、そこからどうやって窯の温度を上げればいいのか、日本語の本を見れば書いてある。色の薄いサファイアをどんな窯で何度まで熱すればいいのか、本を見れば書いてある。分野にもよるが、英語が出来ないと入手できない情報というのが少ない。なので、必要ない人は英語なんか勉強しない。東南アジアをまわって、英語が出来ないために陶器をうまく焼けなかったり、宝石商売で損していたり、そういう人をたくさん見て来たので、何でも本を見れば日本語で書いてある日本という国の素晴らしさを痛感した。 英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共