先月行われた第150回直木賞の受賞者会見で、意外なIT用語が飛び出した。姫野カオルコさん(55)が、執筆を支えてくれた存在として読者に感謝の意を表した後、さらにこう続けた。「あと、道具としては親指シフトキーボード。心の中で思ったことを、そのまま日本語のリズムを壊さないように綴(つづ)ってくれる。助かっています」。親指シフトって、なんですか!?(鵜野光博)◇ 姫野さんは本紙の取材に、会見で親指シフトに触れた理由を「英語でも中国語でもない『日本語を書く』ことに特化したキーボードなのに、あまりにも知っている人が少なくなってしまったから。せめて名前だけでも発声したかった。受賞の連絡を受けた後、移動の地下鉄で、忘れないように手のひらにボールペンで書いた」と明かしてくれた。 親指シフトキーボードは富士通の神田泰典・元顧問が中心となって開発し、同社のワープロ「OASYS(オアシス)」シリーズに搭載された
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