11月18日、エジプトの首都カイロにあるタハリール広場で、暫定統治を行う軍最高評議会に民政への権力移譲を求める大規模デモが行われた(2011年 ロイター/Asmaa Waguih) [カイロ 18日 ロイター] エジプトの首都カイロにあるタハリール広場で18日、暫定統治を行う軍最高評議会に民政への権力移譲を求める大規模デモが行われた。デモ参加者は約5万人で、大半がイスラム原理主義組織の支持者。 エジプトの暫定内閣はこれより先、軍に特別な権限を与える新憲法の指針を示しており、デモ参加者はこれに抗議した。このほか大統領選挙についても、2012年末以降ではなく、12年4月までの実施を求めた。 港湾都市アレクサンドリアでも、イスラム原理主義組織の支持者や若者の数千人が軍に対するデモを行った。一方、北シナイなどでも数千人規模のデモが実施されたが、デモ参加者は民政移管ではなく、イスラム国家の樹立を要求