序章:はじめに (画像出典:2019映画スター☆トゥインクルプリキュア製作委員会 「映画スター☆トゥインクルプリキュア--星のうたに想いをこめて--」 0-1:惑星という名の「神」ユーマ 中世のオランダに、スピノザという哲学者がいました。彼は、我々の世界そのものが神であるという考え(汎神論)を提唱した人物です。 さて、世界というと何を思い浮かべるでしょうか。スピノザの想定する世界とは、宇宙すらも超越する、「存在」という概念そのもの、「存在」という現象そのもののことを言います。全ての宇宙と、そこで発生するあらゆる存在そのものをスピノザは世界=神であると定義しました。 同じ本性の他のものによって限定されうるものは自己の類によって有限であると言われる。ある物体は、我々が常により大なるほかのぶったいを考えるがゆえに、有限であると言われる。同様にある思想は他の思想によって限定される。 実体とは、(中
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