評価:★★★星3つ (僕的主観:★★★☆星3つ半) この作品は、単体では、うむなかなか悪くないな、という程度の作品です。深読みすれば、いやバットマンが好きならば、という感じで。けれども、忘れないでくさい。この作品は、のちの傑作『ダークナイト』を生み出す序章戦なんです。これは、予習と考えてもいい。僕は運良く、フィリピン行きの飛行機の中でこれを見ることができて、『ダークナイト』を見る丁度、少し前だったので、非常に運が良かった。 タイトル通りバットマンが誕生することになった経緯を、ブルース・ウェインの子供時代から丹念に描いているため、素直にストーリーに入り込めること。しばしば言われる事だが、大富豪が夜な夜なコウモリの扮装をして悪人を退治するバットマンは、相当異常な人物である。ティム・バートン版でも、そんな自分の異常さに悩むウェイン/バットマンが描かれていたが、彼がそんな両面性を持つに至った経緯は