サイバーエージェントは2012年4月、スマートフォンで展開する新事業のアイデアを社員から募る「モックプランコンテスト」を開催する。提案者はアプリなどの画面を実際に作成して応募し、上位に入賞したプランを事業化する。クリエーターやエンジニアを中心に、2012年2月末時点で160人が参加を表明している。優勝賞金は200万円を予定する。 同社は2003年から「ジギョつく」と呼ぶ新規事業コンテストを毎年開催し、2012年度は800提案を集めるほど社内に浸透している。ただし文章による提案が多いため、優秀プランを選んでも実際のサービスなどに落とし込むのに時間がかかるケースがあった。「社員の新規事業創出意欲が高まる効果はあったが、スピーディーに数多くの事業を創出するうえでは課題があった」と曽山哲人取締役人事本部長は話す。 これに対してモックプランコンテストは、スマホアプリのトップ画面や画面推移などを作り込