厚生労働省が事実上の流行宣言を行った新型インフルエンザ。 19日は名古屋市で81歳の無職女性が肺炎を併発して死亡し、死者はこの5日間で3人になった。「新型で免疫のない人がほとんどのため、感染が広がりやすい」というのが専門家の見方だ。 学校が本格的に始まる9月以降、感染がさらに広がる恐れがあるとして同省は警戒を呼びかけている。 ◆まだ弱い増殖力◆ 国立感染症研究所では、全国約5000の医療機関からインフルエンザ患者の報告を受けている。8月3〜9日の1週間の患者数は4630人で、1医療機関当たり0・99人。昨年同期は88人で1医療機関当たり0・02人だった。「1人」超が流行の目安だが、6都府県ですでにこれを上回り、流行状態にある。 元同研究所室長で、インフルエンザに詳しい根路銘(ねろめ)国昭・生物資源研究所長(沖縄県)は「新型はまだ未熟な状態で増殖力が弱い。これまでは“種まき”の状態
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く