「ビッグデータの格納/処理ではオープンソースが優れる。非構造化データを上手に扱うためのOSSベースの製品を提供する」---。レッドハットは2013年3月28日、同社が発表したビッグデータ戦略に関する記者会見を開催。ビッグデータと同社のOSS製品群との親和性の高さをアピールした。 米レッドハットは2013年3月20日、ビッグデータ戦略を発表した。この日の記者会見はその内容を解説したもの。レッドハットの纐纈昌嗣氏(写真1)は、現代の情報システムの潮流であるビッグデータに対して、これを処理するミドルウエアに求められる要素を、四つにまとめた。(1)OSSであること、(2)非構造化データに注力していること、(3)クラウド間でシステムやデータを移動/連携できること、(4)1社の製品だけでなく各種/各社のOSSを組み合わせること、---である。 (1)まず、「OSSだけがビッグデータの課題を解決できる」