近年、競技性の高いゲームにおいて不正行為が広がり、プレイヤーのゲーム体験に悪影響が出ている。例えば無料FPSの「Apex Legends」では不正行為が相次ぐ中、ゲーム内で不正ツールをチャットや音声で宣伝するBotが現れ、プレイヤーに不快感を与えた(動画)。また「不正ツール販売業者が4日間で55万円を売り上げた」という報告(Kotaku, Automaton)も上がっており、最新ゲームの登場に合わせて不正ツールを販売することがビジネスにもなりつつある。ゲーム開発者は、こうした不正行為との戦いを余儀なくされている状況だ。 2020年夏のリリースが予定されているRiot Games発の無料FPS「VALORANT」も、2020年3月の発表の中でゲームの特長として強力なチート(不正行為)対策を実現することを宣言し、プレイヤーに対して不正行為の撲滅をアピールしている。 しかし、その対策の一つとして
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