デヴァンの海岸近くにあるインディアン島が売りに出され、その買い手を巡って様々な憶測がメディアを賑わせていた。 不可思議な招待状に誘われて、今、全く面識のない男女10人がインディアン島にやってきた。招待主である島の所有者は謎のまま姿を見せず、豪奢な邸宅の中で突然、無邪気な数え歌が流れてきた――誰もが知っている、あの、「テン・リトル・インディアンズ」 が。 それに続いてゲストたち一人一人の過去の犯罪を読み上げる声が淡々と響いた。 疑心暗鬼に陥る彼らを弄ぶように、通信手段は遮断され、完全に孤立した島で最初の殺人が起きる・・・・。