表を見て頂ければ分かる通り、NTTドコモ、KDDIがいずれも減収減益となっているのに対し、ソフトバンクが増収増益と、対照的な結果となっている。ここ最近のソフトバンクモバイルの勢いが反映された結果といえるだろう。 さらに減収減益となった2社の減収要因を見ると、NTTドコモは音声収入、端末販売収入、端末販売費用の減少、KDDIは電気通信事業営業収益と附帯事業営業収益の減少が主な要因となっている。その一方で、携帯電話の端末販売手数料の減少が増収要因にもなっている。 こうした要因を見るに、携帯電話の販売奨励金から分離プランへと販売方法が変化して端末の販売奨励金が減少した一方、基本料や通話料が減少し、それをカバーしきれていないという現状を見て取ることができる。
![各キャリアの決算発表からケータイ市場の動向を読み解く - 日経トレンディネット](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dc912d6e953c23b357fc440672d731390f27548b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftrendy.nikkeibp.co.jp%2Farticle%2Fcolumn%2F20091109%2F1030134%2F01_px400.jpg)