上田市のNPO法人「上田図書館倶楽部(くらぶ)」は、上田市誌と2006年の市町村合併前に発行された丸子町誌など、同市関係の市町村誌計53巻分の目次をデータベース化し、インターネットで検索できるシステムをつくっている。誰でも無料で利用でき、早ければ今月末に公開する。県図書館協会(長野市)によると、県内の市町村誌について、ネットで目次までを検索できるデータベースは初めて。 さまざまな調査の基礎資料となる市町村誌を利用しやすくして、郷土史研究などに役立ててもらおうと、図書館振興財団(東京都)から約50万円の助成金を受け、昨夏から作業をしている。 対象は上田市誌(39巻)、丸子町誌(5巻)、真田町誌(同)、武石村誌(4巻)。「千曲川」や「蚕種業」といった言葉を入力すると、その言葉を含む市町村誌のタイトルと目次、ページ数が分かる仕組み。上小地域の4市町村と坂城町の公共図書館を結ぶネットワーク「エコー