【博報堂DYホールディグス(2433)】は2011年6月9日、同社グループ主要3社の2011年5月における売上高速報を発表した。これで[電通(4324)]が同年6月7日に発表した単体売上高と合わせ、日本国内二大広告代理店の2011年5月次における売上データが出そろった事になる。今記事では両社の種目別売上高前年同月比をグラフ化し、広告全体及び両社それぞれの広告売上動向を眺めてみることにする。 先日電通の値が出た時点で速報として【4マス壊滅...電通2011年5月度単体売上をちょいとグラフ化してみる】で伝えたが、東日本大地震の影響が先月、そして先々月の以上に出ていることが分かる。今月も「博報堂より電通の伸び率が良い(あるいは下げ率が低い)」項目が多数存在する状況となり、しかも影響力が大きい4マスでは、電通がより良いのが3項目、博報堂がより良いのが1項目。混乱期における電通の底力を先月に続き認識