トレンドマイクロは10月17日、公式ブログにおいて、Wi-Fi通信のセキュリティプロトコルであるWPA2の脆弱性「KRACK」がほぼすべてのWi-Fi通信可能な端末機器に影響するとして、注意を喚起した。 WPA2の脆弱性「KRACK」の詳細については、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学のセキュリティ研究者であるMathy Vanhoef氏がWebサイトで明らかにした。 今回はWPA2の鍵管理に脆弱性が確認された。攻撃者は KRACKを悪用して、Wi-Fi端末とWi-Fiのアクセスポイントの通信を傍受したり、場合によっては通信を乗っ取ったりすることが可能となる。 KRACKの3つの特徴 同社は、KRACKの特徴として、「WPA2のプロトコル自体の脆弱性であり、特定のOSなどに依存せず影響がある」「脆弱性の影響により、通信の傍受、盗み見、乗っ取り、改竄が可能」「脆弱性を悪用するには、物理的に