イモムシ型の両生類であるアシナシイモリの新種が仏領ギアナの熱帯雨林で発見された。 この種は Microcaecilia dermatophaga(「皮膚を食べる小型のアシナシイモリ」の意)と命名された。幼体が母親の皮膚を剥がして食べるという習性にちなむ。母親は幼体の発達のこの時期に脂肪分の多い特別な皮膚層を形成するため、皮膚を食べられても傷を負うことはない。成体のアシナシイモリはシロアリやミミズを食べ、生涯のほとんどを熱帯の土の中や落葉層の中で過ごす。 Microcaecilia dermatophaga. の成体。Wilkinson et al. (2013)より。 「今回発見された種も皮膚食を行うが、重要なのはこれまで発見されている皮膚食を行うアシナシイモリとこの種は遠縁だということで、つまり皮膚食はアシナシイモリ類の祖先的形質だと考えられる」と、論文の共同執筆者の一人であるハーバード