アジア各国の宇宙機関などが宇宙技術の活用について話し合う会議がインドネシアで開かれ、大規模な自然災害が発生した際に各国の衛星の観測データを救援活動に役立てるため、各国の防災機関とも連携を強化することを確認しました。 会議では、ことし2月にジャカルタで洪水が起きた際、日本の地球観測衛星のデータがインドネシア側に提供され、被害状況の確認に使われた例が紹介され、大規模な自然災害で各国の衛星の情報を共有する枠組みの重要性が強調されました。そのうえで、観測データを迅速な救援活動に役立てるため、各国の防災機関とも連携を強化することを確認しました。また、会場にはことし7月から国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士の油井亀美也さんのビデオメッセージも流され、宇宙開発を進めるには各国の協力が欠かせないと訴えました。 JAXAの衛星利用運用センターの伊藤道夫技術領域リーダーは「アジアは世界の中でも災害が