筆者がまだ子どもだった1960年代、「Miss Pickerell on the Moon」や「On the Trail of the Space Pirates」、そしてRobert A. Heinleinの「宇宙の呼び声(原題:The Rolling Stones)」といった本の影響で、信頼できるガイガーカウンタ(放射線測定器)とツルハシを手にしてロケットに乗り込み、小惑星まで飛んでいくのが夢だった。これは当時、空想科学、すなわちサイエンスフィクションでしかなかった。しかしPlanetary Resourcesはこの数年のうちに、こういったことを科学によって実現する、すなわちサイエンスファクトにしようとしている。 ニューオーリンズで開催されたLinuxConにおいて、Planetary ResourcesのシニアエンベデッドシステムエンジニアであるMarc Allen氏と、航空電子工学