2016年7月7日、NVIDIAは同社の最新アーキテクチャ「Pascal」をベースにした新ミドルレンジ「GeForce GTX 1060(以降GTX 1060と略)」を発表、本日7月19日22日より販売を解禁した。つまり本稿がアップされている頃には秋葉原などで深夜販売が開始されていることだろう。 ミドルレンジGPUはそれほど重くないゲームをフルHDで遊ぶためのゲーマー入門GPU的存在ではあるが、今年注目の“VR”では片眼あたり1080×1200ドットの液晶を常時90fpsで描画できるようなパワーが求められる。VR元年にはそれにふさわしいパワーのミドルレンジが必要なのだ。 “ミドルレンジでVR”路線で先手をとったのがライバルAMDの“Polaris”ファミリーの第1弾「Radeon RX 480」(関連記事)だ。RX 480の発表まで沈黙を破っていたNVIDIAだが、RX 480の登場に呼応