右派系市民団体「日本を護る市民の会(日護会)」幹部の脱会をめぐるトラブルから、他団体の幹部をネット上で中傷したとして、千葉県警公安2課と柏署は20日、名誉毀(き)損(そん)容疑で、日護会代表で行政書士の黒田大輔容疑者(34)=浦安市富岡=を逮捕した。同課によると、黒田容疑者は「誹(ひ)謗(ぼう)中傷した記憶はない」と容疑を否認している。同課によると、当初は任意で事情を聴いていたが、黒田容疑者が証拠隠滅行為に及ぶ可能性が確認されたため、逮捕に踏み切ったという。 逮捕容疑は1月12日ごろから、同会のブログや動画サイトで、他の右派系市民団体千葉支部長の男性(37)=柏市=を「元やくざ」などと中傷した疑いが持たれている。 同課などによると、日護会の当時副代表だった男性が、同会の女性をめぐる黒田容疑者とのトラブルから同会を脱退。その後、被害男性が元副代表を擁護し、一緒に活動するようになったことから、