JR西日本は25日、山陽新幹線や特急が2日間乗り放題で、指定席を4回まで使える切符「西日本パス」を発売すると発表した。定額給付金に合わせ、価格は1万2千円。5月8日〜6月29日の金〜月曜日に、北陸、近畿、中四国の全線と九州北部で利用できる。28日からの高速道路料金値下げで一部が土日・祝日に上限1千円で乗り放題になるのに対抗する。 大阪―長崎を「のぞみ」などを使って往復した場合、通常料金より2万520円(約63%)安くなる。乗り放題期間が3日間の切符(指定席利用6回まで)や、グリーン車を使えるプランも用意する。指定席3日間、グリーン車2日間はいずれも1万6千円、同3日間は2万円。 同社は10日から山陽新幹線区間の「こだま」指定席を最大約44%割り引く往復切符を発売(6月28日まで)。25日現在、1日約900枚が売れる人気で、今回の切符は高速道路料金値下げへの対抗策第2弾となる。 西日本