半導体市場は在庫調整期を脱した---iSuppliの市場予測市場調査会社の米iSuppli Corp.は，半導体市場の在庫が適正水準まで縮小したとし，2009年下期から回復に向かうとの市場展望を発表した（発表資料）。iSuppli社の調査によれば，半導体市場の在庫は4四半期連続で縮小したという。2008年第3四半期は前期比2.2％減，第4四半期は同6.6％減，2009年第1四半期は同15.1％減，第2四半期は同1.5％減と推定。これにより，第2四半期末の在庫は249億米ドルで，前年同期末の326億米ドルから圧縮した。 iSuppli社のfinancial analystであるCarlo Ciriello氏は「2009年上期は半導体の需要が落ち込んだが，半導体メーカー各社はこれに敏感に反応し，工場稼働率の低減や平均販売単価の引き下げで在庫の拡大を防いだ。また，チップ・メーカーのみにとどまらず，ストレージ機器や携帯電話機のメーカー，EMS（electr
