11月19日(ブルームバーグ):塩野義製薬の早漏治療薬に効果が認められることが、研究で分かった。男性全体の最大3割が抱えるといわれる性機能障害の治療に向け道が開かれそうだ。 同研究によると、性交の前に同薬を使用した男性は、偽薬(プラセボ)を使用した人の最大5倍、射精までの時間が延びた。研究結果は、サンディエゴで開かれたセクシュアル・メディスン・ソサエティー・オブ・ノース・アメリカの年次会合で発表された。研究は米国、カナダ、ポーランドで男性256人を対象に3カ月間実施され、特に深刻な副作用に関する報告はなかった。被験者とそのパートナーにおいては、性的満足感の改善が報告された。 センター・フォー・マリタル・アンド・セクシュアル・ヘルス・オブ・サウスフロリダのスタンレー・E・アルトホフ教授は、「この有望な結果は、正しい方向への一歩となりそうだ」と指摘。「早漏は、男性やそのパートナーの感情と性生活