前回「RFPの書き方:どんなインターネットショップなのか?」では、「何を作りたいか」「何を目指すのか」など頭に思い描くシステムの完成イメージをRFPという形で文書にまとめて表現することの大切さや、およそどのようなことを書いたらよいのかという点について話を進めました。今回は、「どのように表現するか」ということについて、書き手の立場で注意すべき点について説明していきます。 どこまで詳細なRFPを作成すればよいか RFPを作成するのに当たり、まずはどこまで詳細に記述すべきかを明確にしておく必要があります。例えば、日曜大工仕事が得意なあなたの元に、友人から「本が増え過ぎたので机の横に置く本棚を1つ作ってくれないか。必要な費用は前もって払うから」という依頼があったとしましょう。当然、あなたはどのような本棚を望んでいるのか確認をすることでしょう。しかし、その友人は忙し過ぎて満足に説明する時間も取れず、