初めてThinkPadの名を冠したThinkPad 700C(国内ではPS/55note C52 486SLCとのダブルブランド)が登場したのは、今からちょうど10年前の'92年10月のことである。ThinkPadというと質実剛健なイメージが強いが、バタフライキーボードの搭載や、プリンタ内蔵マシンなど、一風変わった製品も多数存在する。ここでは、そうした変わり種ThinkPadにスポットを当てていくことにしたい(厳密にいうとThinkPadシリーズではない製品についても、関連が深いものは取り上げる)。 第1回目の今回は、ギミック(仕掛け)が面白い製品を紹介していく。 [Text by 石井英男] CPU:Intel DX4/75MHz メモリ:8MB(最大24MB) HDD:540MB 液晶:10.4型TFTカラー(VGA) バッテリ駆動時間:約2.5~7時間 サイズ:247×201×44m