音楽業界が変化を続け、レコードレーベルの存在意義が問い直されている中、昨年5月にライブハウス「ヒソミネ」をオープンし、今年に入ってからはレーベルに所属するアーティストの楽曲の定額聴き放題サービスをスタートするなど、さまざまなチャレンジを続けているkilk records。もちろん、「新しい音楽との出会い」を大事にするレーベルだけに、3月12日にはAJYSYTZ(アイシッツ)とarai tasukuというまったく違ったタイプの二組を同時にデビューさせるなど、リリース自体も活発だ。主宰者である森大地や、AJYSYTZのメンバーの証言も交えながら、レーベルが提示する新しい価値観をいくつかのトピックを立てて検証することは、そのまま現在の音楽業界を検証することにもつながった。 (メイン画像:ヒソミネ会場風景(撮影:ameshiba)) 日本の音楽史を変えるのは、アーティスト脳を持った経営者かもしれな