コミュニティ形成や交流を促す共用部が特徴の、日本土地建物が世田谷区北烏山に建設予定のシェアハウス。 新しい需要を掘り起こせるかがカギとなる。 賃貸住宅の空室率が年々高まるなか、ここ10年で大きく伸びていた「シェアハウス」。この市場に大手不動産会社の日本土地建物が、東京都世田谷区に87部屋の大型シェアハウスを建設し、12月にも入居者の募集を始めることが業界で話題となっている。 シェアハウスとは共同賃貸住宅の一種で、大きめの一戸建ての居室部分を入居者がそれぞれ占有し、居間や台所、風呂など水周りは居住者全員で共有するのが典型的なタイプである。まかないや管理人のいない寮や合宿所といったイメージだ。 欧米で普及している「ルームシェア」が条件の合った人同士で普通のアパートの1室を借りるのに対し、日本のシェアハウスは最初から共同生活を前提にオーナーが建物を改装しているのが特徴だ。 シェアハウスの普