これはたくさんありますね。古くは小野清一郎、木村亀二といった先生方が法哲学(法理学)の講義を受け持ったり、本格的な著書や論文も書かれていますし、刑法の、特に総論だと自由意志とかいろいろ、直球で法哲学的なテーマがずっと議論されてきています。 たとえば現代だと、H. L. A. ハート、ジョエル・ファインバーグ、アルトゥール・カウフマンといった大物たちがそれぞれ刑事的な責任論について本を書いていますし(そもそもカウフマンは刑法学者でもある)、最近ではオックスフォードでドゥオーキンの後任であるジョン・ガードナーが、 'Offences and Defences' (OUP, 2003) をはじめとする「刑法の法哲学」研究を精力的にやっています。日本の法哲学者だと、森村進先生や瀧川裕英先生がいくつか論文を書かれていますし、法思想史研究でもたとえばカントとかに取り組む方はだいたい触れる論点です。また
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