【政府事故調最終報告】「ＳＰＥＥＤＩは有効」と反論 国会と食い違い多数＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース政府の事故調査・検証委員会が２３日、公表した最終報告書。事故対応や事故前の安全対策などについて検証・提言を行った。しかし、これまでに報告書をまとめた国会の事故調査委員会や福島原発事故独立検証委員会（民間事故調）、東電の社内事故調査委員会とは見解が異なる部分も残った。地震による損傷否定 津波が来る前の地震によって、重要機器が損傷したか否かについても見解は分かれている。 政府事故調は、原子炉圧力容器や格納容器などに取り付けられている水位計や圧力計の値などを詳細に分析。その結果、軽微な亀裂やひび割れなどが発生した可能性までは否定できないとしながら、「（地震によって）重大な損傷が生じた可能性は否定される」などと判断した。 東電社内事故調や民間事故調も、地震前の破損は「考え難い」という立場だ。 一方で国会事故調は詳細な津波の到達時刻を独自に解析。津波に襲われる前に１号機で電源を失っていた可能性を指摘
