社会 所用で自転車で移動中にセブンイレブンに立ち寄った。ドリンクを持ってレジに行くと、70は超えているだろうと思える老婦人がレジ番をしていた。彼女は愛想良く「いらっしゃい」と笑い、手慣れた手つきでレジを済ませてくれた。私は思わず「お世話さまです」と声を掛け、会釈をして店を出た。コンビニで、こんな接客に出逢うとは、というよりは70過ぎの老婦人がレジ番をしているとは思わなかった。 コンビニエンスストアが、酒屋だとかパン屋から転業するという話は良く聞くし、目にする機会もある。馴染みの店がコンビニになり、いつも応対してくれていたおばちゃんが着慣れない制服をぎこちなく着て「もう商店会共通のサービス券をあげられなくなっちゃったのよ、ごめんねえ」と寂しそうに呟いていたのを思い出す。老婦人が店番をしていたあのセブンイレブンも、そうした転業組の一つであるのかもしれない。酒屋やパン屋などと同程度の店舗面積であ