概要 米VMwareのサーバー仮想化ソフトが実サーバーと比べてオーバーヘッドなく利用できるか,サーバーのシステム・リソースをどれくらい効率的に利用しているのかを検証した。仮想化した環境では,割り当てたCPUの数にもよるが,最大で実サーバーの約99%の処理性能を出すことが分かった。 サーバー仮想化ソフトとは,CPU,メモリーといったサーバー・マシン(以下,実サーバー)のシステム・リソースを,OSやアプリケーションに柔軟に割り当てるソフト。実サーバー上に仮想的なハードウエア(仮想マシン)を作成し,その仮想マシン上で,独立したOSをアプリケーションとともに動作させることができる。 サーバー仮想化ソフトでは,1台のサーバー上に複数の仮想マシンを作成できる。この特徴を生かすと,サーバー集約が可能になる。サーバーのシステム・リソースを,複数のOSやアプリケーションで共有することで,サーバーの台数を削減
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